【憲法審査会】偽誤情報対策について。

今日(5/22)の憲法審査会は、東大の鳥海教授、桜美林大の平教授を参考人としてお招きし、意見聴取を行いました。

鳥海教授からは、偽誤情報コミュニティーに陥ると、脱出がほぼ不可能になることや、訂正情報が必ずしも良い結果をもたらすとは限らないことがあること、だからこそ肉体的健康を維持するのと同じように、情報的健康に資する支援が必要であるというお話を伺いました。

平教授からは、偽誤情報に対するファクトチェックの担い手は、非党派性や独立性、透明性などメディアとしての規律が求められるもので、公的機関とは切り分けるべきであること、公的機関は正確でわかりやすい情報を提供するという形で役割が異なるべきというお話を伺いました。

国民投票が行われる場合に、偽誤情報によって投票結果が影響を受けることはゼロにすることはできないかもしれませんが、極小化する必要があると考えられます。その制度設計にあたって、有意義な意見聴取であったと感じました。

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