特定生殖補助医療法案について。
特定生殖補助医療に関する法案が自民、公明、維新、国民の4党で提出をされています。
議員立法なんですけれども、非常に問題のある法案だと思っています。
といいますのも、まずひとつは生まれてくる子に自分の出自を知る権利が保障されていないということです。
そもそも18歳まで待たなければ、その出自を知ることができないとされているだけではなくて、自分の生物学上の父親が誰なのかということを、特定の誰かということではなくて、その人の身長だとか血液型、年齢がわかるだけということになっていて、これでは生まれてきたお子さんのためにもならないということです。
もうひとつ非常に重要な点は、この特定生殖補助医療ができるのが法律上の婚姻をしているカップルに限られているということです。
そうなりますと 対象外の人、同性同士のカップルであるとか、あるいは事実婚の人、こういった方々に対して罰則をもって、これからこのような行為が禁じられるということになってしまいますので、むしろ現状より悪くなってしまうのではないかという懸念があります。
今、非常に緊迫した状態になっていますけれども、これを成立しないようにということで仲間たちとがんばっているところです。