被団協(日本原水爆被害者団体協議会)のノーベル平和賞受賞式にあたって。

ノーベル平和賞の受賞式が行われました。

すでに2017年にICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)がノーベル平和賞を受賞していましたし、ICANの受賞は被爆者たちの受賞でもあると受け止められていた節があったので、日本被団協 がノーベル平和賞 を受賞する可能性は低いのではないかと思われていました。

日本被団協がノーベル平和賞を受賞したことは喜ばしいことといえますが、それだけ核戦争のリスクが高まっているともいえます。

来年3月には核兵器禁止条約の第3回締約国会議が開かれます。日本もこれにオブザーバー参加すべきと考えます。

現実として日本は米国の核の傘の下にいることから、これには参加できないというのが政府の立場です。

しかし、ドイツ、ノルウェー、オランダはNATO加盟国ですが、この締約国会議にオブザーバー参加していることからも、核の傘の下にいるということと、唯一の被爆国である日本が核廃絶をめざすということは、矛盾することではないと思います。

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