私には夢があります。「あなたはあなたらしく生きていけばいい」と言える社会をつくることです。

皆さんこんにちは。山花郁夫です。

政治家として、衆議院議員として、東京22区で20年以上歩んでまいりました。これまで一貫して人権に関する問題に取り組んでいます。

コロナ禍に直面し、自己責任ではどうにもならない現実が突きつけられ、いざというときに支えになるはずの公的役割の脆弱性が浮き彫りになりました。有事や災害の際、より過大なしわ寄せを受けるのは社会的立場の弱い人々です。どんなときでも大切なことは、憲法で保障されている「生存権」を徹底して確保していくことです。

しかし政府は「まずは自助」だと、まったく逆の考え方をしています。「公」の力を強化して、この社会に生きる一人一人に健康で文化的な生活を送る権利を保障していかなければなりません。

私の祖父は、戦前の治安維持法に違反したことで何度か捕まって投獄されてたことがあります。当時、「戦争反対!!」と声高に叫んで官憲に捕まってしまいました。

祖父が残した書に、「人権は地球よりも重し」というものがありますが、祖父は、人として当たり前のことを訴えただけなのに投獄されたのです。

まさに「表現の自由」に関わる問題です。

私が「人権」や「表現の自由」について関心を持つきっかけ、原点になっています。

歴史上の人物で尊敬しているのが、(米国の公民権運動を主導した)キング牧師です。有名な演説「I Have a Dream」にとても心を打たれました。

私には夢がある。それは、いつの日か、私の4人の幼い子どもたちが、肌の色によってではなく、人格そのものによって評価される国に住むという夢である。

人権というのは、人々が声を上げ、自ら勝ち取ってきたものです。
やはり声をあげて、訴えて、すべての人にとって生きやすい社会を作っていくことを、国がサポートしていくべきだと思います。

私には夢があります。障がいの有無、性的指向や性自認によってではなく、その人の個性が尊重され、その人格によって正当な評価がされる社会をつくることです。

それは、法律をつくること、文言を変えるだけでなく、そうした考えを人々の心に根付かさせること。思考の障壁を取り除き、心から、「あなたはあなたらしく生きていけばいい」と言える社会、多様性を誇りに、支え合うことを力にする社会をめざします。

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