参議院議員選挙2025

今年の参議院選挙、東京選挙区では7人を選出することになります。

東京選挙区は「定数」でいうと12になります。3年ごとの半数改選ですから、通常であれば6人が当選するのですが、今回は、補欠選挙分が含まれるので、7人となっています。7番手で当選した人は、任期は3年になります。

実は、第1回の参議院議員選挙でも同様の選出方法でした。大日本帝国憲法から日本国憲法になり、貴族院がなくなって参議院になったとき、任期が6年の議員と、3年の議員がいました。

初めて参議院議員を選出するのですから、半数改選ではなく、総選挙だったのです。定数2であれば、2人を選出し、1位の人は任期6年、2位の人は任期3年、定数4であれば、2位までの人が任期6年、3・4位の人は任期3年ということにして、第2回の参議院議員選挙から、任期6年で半数改選となったのです。

現在では、使うことのない条文なので、憲法の教科書にも触れられていませんが、第102条に第一期の参議院議員の半数は任期が3年であることが規定されています。

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