「ポケット六法」(ろけっとぽっぽー特装版)

私が学生の頃から六法といえば、『ポケット六法』を使っていました。
ロングセラーで、有斐閣という会社から出版されています。

有斐閣といえば、古くは美濃部達吉の時代から憲法の本が出ています。
私の上の世代ですと、宮澤/清宮憲法、ちょうど私の世代的には芦部先生の三部作が出ていた時代でした。

いまは『注釈日本国憲法』というコンメンタールが刊行されています。
スタッフから「1巻はどうしたのか?」と聞かれたのですが、実は4巻がこの後に出て、1巻は一番最後に出版される予定です。

体系書と違って注釈書ですから、何条から何条までという形で一つにまとまっているので、順番が少し前後することがあります。

有斐閣というと非常に堅いイメージの会社なんですけれども、いま売られている『ポケット六法』には、ポケット六法の特別版『ろけっとぽっぽー特装版という形で、鳩がロケットをかぶっている特装版が売られています。

10周年記念ということなので、思わず本屋さんで買ってしまいましたけれども……有斐閣、どうしちゃったんでしょうか。

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