立憲民主党憲法調査会長として、党の憲法論議のとりまとめに取組みました。
憲法の文言を改めようとするのであれば、その必要性について、具体的な事実に基づいて検討されることが必要不可欠なはずです。
このような検討を経たうえで、権力を制約し、国民の権利の拡大に寄与するとの観点から、憲法や関連法の論議・検討を進めてきました。
「国家権力の正当性の根拠は憲法にあり、あらゆる国家権力は憲法によって制約、拘束される。」という立憲主義をまもり、回復させることが目的です。
ただ、留意しなければならないのは、普通の法律がいわば権力者が国民を縛るものであるのに対して、憲法は国民が権力者を縛るものだということです。
もし、憲法を改めようというのであれば、政党が「条文案」を示して政党間でその優劣を競うのではなく、国民的な議論を経て、主権者の声に応える形で各党各会派が成案を得るように努めるのが本来あるべき姿ではないでしょうか。
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