私はこれまで一貫して人権に関する問題に取り組んできました。

私の父(山花貞夫)は弁護士をしていたのですが、子どもの頃は弁護士という仕事がどのような仕事なのか理解できず、弁護士という仕事について母に訪ね、捕まってしまった人のために法律的なサポートをしていると聞いたときには、悪い人の味方だったんだとショックを受けた記憶があります。

ですが、犯罪を犯した人であっても「人権」があり、ちゃんとルールに則って裁かれる権利がある、そのためのサポートをするのが弁護士の仕事のひとつだと後に知ることになります。

また、祖父(山花秀雄)は戦前の治安維持法に違反したことで何度か捕まって牢屋に入っていたことがあります。

当時「戦争反対!!」と声高に叫んで官憲に捕まっていました。

まさに「表現の自由」に関わる問題です。

なお、父が生まれた日も祖父は牢屋に入っていたと聞いています。

私が「人権」や「表現の自由」について関心を持つきっかけになっています。

国会はどうしても多数決原理が支配していますが、多数決で奪ってはいけない権利や自由があります。

その思いを大切にし、私はこれからも活動を続けてまいります。