陸上自衛隊のイラク派遣時の日報隠蔽問題について

財務省の文書改ざんに続いて先日明らかになった陸上自衛隊のイラク派遣時の日報が隠蔽されていた問題。
改ざんに隠蔽、行政府が立法府に嘘をつく、もはや野党と与党の問題ではなく行政府と立法府の問題であり、まさに政治の危機です。
これらの問題の全容解明は最優先で取り組むべく、与野党国対委員長会談そして集中審議の開催を強く求めていきます。

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今日は朝から野党国対委員長会談が開き、この事態は深刻で、行政府が立法府に嘘をつき続け、その嘘を隠すために文書を改ざんし、これは議会制が始まって以来の危機じゃないか、防衛省の場合は国会が最大のシビリアンコントロールであるはずなのにそれがないがしろにされている、シビリアンコントロールが全く効かない状況と同じではないか、これは単に野党だけの問題でない、与党も含めて立法府としてこの状況をどう受け止めるかということで与野党国対委員長会談の申し入れをしました。
与野党を超えて立法府としてこの問題をどう取り扱うのか議論しようと、ですが与党は3度にわたって拒否をしてきました。
これは与党対野党の問題ではない、行政府対立法府の問題であると考え直すように伝えても自民党の国対委員長は拒否をしました。
この事態を受けて審議の前提が崩れた、提出される資料や答弁が真実かどうか全く分からない状況、この問題の真相解明の筋道をつけなければ、どの委員会でどんな議論をしても、それが真実かどうか判断できない状況になってしまいます。
ーーー辻元国対委員長(代議士会にて)

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国会で問題の大きい案件を審議するときは口頭での委員会だけではなかなか真相に迫れません。
有るはずの文書を指摘して、その文書を開示させ、そこを足がかりにして事実を解明していく。
これがなければ隠そうとしている事実を明らかにすることはなかなかできない。
したがって、国会審議の中で資料要求というのは重要な意味を持っている。
それは公文書は正しい、さすがに有るものを無いとは言えない、たとえ真っ黒に塗りつぶされた文書でもそこからいろいろなことが推測できる、そうして長年にわたって国会審議では隠そうとしている情報を明らかにしてきた。
その公文書が改ざんされたり隠蔽されたり、それも部分的な不祥事ではなく省庁を超えて意図的に政治的意味を持ちながら隠蔽改ざんが各所で行われている、これでは国会審議のやりようがない!
立法府の存在そのものが揺るぎかねないような大変な状況に陥っている。
これは野党と政府の問題ではなく、立法府と行政府の問題ですので、これに後ろ向きな態度をとるのであれば、安倍内閣の問題ではなくて自民党と公明党の責任問題なんです!
立法府の一員としてしっかりとした対処を政党として取っていただかなければいけない、そのことを国対委員長を中心に強く求めていきたいと思います。
ーーー枝野代表(代議士会にて)

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そんな中、今日は石原ひさし三鷹市議がお子さんとその友人を連れて国会見学にいらっしゃいました。
午前は国会の中を見学、午後は衆議院本会議を傍聴する予定だったのですが…。

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