『仕事をサボっている』という指摘について

山花 郁夫さんの投稿 2018年5月29日(火)

先週の金曜日に「働き方改革」の法案が厚生労働委員会で強行採決されました。
当日の朝にデータのミスがあったことを理事会で報告してその日のうちに採決ということですので極めて乱暴な話だと思います。
ところで、最近ネットで加藤厚労大臣の答弁が #ご飯論法 ということで話題になっているようです。
『朝ごはん食べましたか?』と聞かれたのに対して『食べておりません』と答えるんですけれども、後からいろいろ詰めていくと『白いご飯は食べてなかったけれどもパンは食べてました』みたいな例えで、本当にすれ違いの答弁をずっとしているということです。
ご飯の話でちょっと思いついたことがあります。
例えば、みなさんが調理をするお仕事をされているとします。なかなか材料を届けてくれない店長さんが『調理をしろ』ですとか『仕事をサボってる』と言われても、それはおかしいのではないかと思うんじゃないでしょうか。
例えば、◯◯日までに出すと言っていた資料を期日が過ぎて提出したり、あるいは出した資料が不正確なものであったり改ざんされていたということです。
材料がなかったり、材料が出てきたけど痛んでいたという状態では調理ができません。というのが先日まで審議が止まっていた状態だと思います。
このような状況で与党の方々は『仕事をサボっている』などという言い方をしていますけど、それはちょっと違うのではないか?というのが、ここのところの雑感です。

山花郁夫の最新情報をお届けします