選挙困難事態(緊急事態)について。
本日衆議院憲法審査会が開かれました。
1巡目は各党を代表して、憲法審査会で議論すべきと考えるテーマについて発言し、二巡目はその発言に対する質問、という形で進行しました。
立憲民主党からは武正公一筆頭幹事が一巡目、二巡目は津村啓介幹事が発言を行い、私は原則的に答弁要員という役割分担で臨みました。
他の会派から、選挙困難事態における議員任期延長についての立憲民主党としての見解という質問が複数提起されました。
昭和21年7月15日の第90回帝国議会における衆議院・帝国憲法改正案委員会において、明治憲法における天皇の大権に対応するような規定が必要ではないか、という趣旨の質問に対して、金森国務大臣が、いわゆる緊急事態に対しては臨時会や参議院の緊急集会で対応すると答弁しています。東京大空襲、広島・長崎被爆からまだ月日がたっていない時期であることには留意が必要でしょう。
そうだとすると、緊急事態において参議院の緊急集会で対応可能かどうか、という議論についてはまず、参議院で議論をしてもらって、そのうえで緊急集会では国会機能が維持できないという結論が出たのであれば、その後、衆議院・憲法審査会で議論を行う、というのが日本国憲法の下での二院制の在り方、エチケットではないかと考えられます。
今日の各党の発言を整理して、枝野会長、船田会長代理、武正筆頭による協議で、どのテーマを議題として審査会を開催するかが決まってゆきます。
↓↓↓↓↓当日の答弁内容はnoteで公開しています。