臨時国会を振り返って
今国会ではいくつかの大きな議論があったと思います。
ひとつは、障がい者雇用について中央の省庁が水増しというかインチキをしていた問題です。
ちょっと気になっているのが、来年から法定雇用率に達するように採りますという言い方をしているんですけれども、そういうことじゃなくて、どうして今まで十分に数が採れなかったのか、あるいは適材適所ということができなかったのか、ということについてちゃんと確かめる必要があると思います。
採用したはいいけれども結局ただ座っていてもらうだけみたいなことになってしまってはいけないと思います。
もうひとつが、なんと言っても入管法の問題です。
いかにも決まったら考えますみたいな話があまりにも多すぎたと思います。
選挙で数を取ってしまえばやりたいことをやるみたいな感じがありますけれども、もそそうだとすると国会なんて存在する意味がありません。
これは地方の議会でも同じだと思いますけれども、法律でも条例でも批判的に検討されて、それに耐えうるということが議論で立証されてはじめて法律として条例としての通用力を持つんだと思います。
今国会でもそうしたことが雑に扱われすぎたのかなというのが実感として残りました。