憲法記念日を迎えるにあたり。

新型コロナウイルスの蔓延で緊急事態宣言の下での憲法記念日を迎えることになりました。

今の憲法が戦後の平和と民主主義にとって大きな役割を果たしたというのは多くの方が認識を共有できるのではないかと思います。

ただ、他方この緊急事態宣言の下で何かを異論を言うと足を引っ張るな、みたいな風潮があるのはちょっと気にかかります。

昔、それこそ戦前「欲しがりません勝つまでは」という標語のもとに国を誤ったのはわが国ではなかったでしょうか。

イギリスなどでもパブやレストランにまず補償をして、その上でロックダウンというような手法をとっています。

補償の話と一体とすべきだということを我々は主張していますけれども、こういう時こそ多様な意見というのが必要なのではないかと思います。

昨年から今年にかけて芸術文化と表現の自由というテーマで、その多様性が失われるようなケースについて取り上げてまいりました。

 
党の方でもこれについての企画をしたので、そちらの方もご覧いただければと思います。

党憲法調査会会長の山花郁夫衆院議員が、この間の表現の自由をめぐる公権力とアートの関係、特に今秋に初開催の予定だった国際芸術祭「ひろしまトリエンナーレ in BINGO」をめぐっては、県は外部委員会で展示内容を事前に確認する方針を示したことから美術関係者らが反発、総合ディレクターの中尾浩治さんが辞任したことなど事態はより深刻になっていると説明。これに続き、鳥取大学特命教授で文化政策の専門家である野田邦弘さんがあいち・ひろしま問題について簡単な基調報告と問題提起を行いました。

【憲法調査会】「表現の自由をめぐって~公権力とアートの関係~」オン・ライン・パネルディスカッションを開催 – 立憲民主党

 
アメリカの独立宣言を起草したトマスジェファーソンという人は

信頼はいつも専制の親である。自由な政府は、信頼ではなく、猜疑にもとづいて建設せられる」

ということを言われていますけれども、改めてその言葉の意味というものを考えてみたいような気がします。

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