表現の自由の危機的状況。
以前、あいちトリエンナーレという展覧会の中で「表現の不自由展・その後」が中止になった問題を取り上げました。
一部メディアとかネットとかで少し議論すり替えている傾向があるのが気になっています。
と言いますのも、作品の内容に照らして補助金を出すのが適切かどうかという話に問題をすり替えてしまっているところがあります。
この問題は憲法の問題としてみた時に、おおよそ表現の自由として保証されるものについて、もしかしたら中身を審査して補助金を打ち切ったのではないか?ということが問題だということを申し上げたいと思いますし、実はその後、大きな余波が生まれています。
川崎市では映画祭で上映するのを主催者の側で自分で判断をして中止をしてしまった、市から少し意見を言われたというのがあったようですけれども、言わば自己検閲が起こってしまっています。
また、ウィーンで開かれている美術展覧会で外務省のロゴマークの使用許可が出たものが撤回されてしまうということ、さらには三重県の方でも展覧会で市が出展を不許可にするというようなことが実際に起こってしまっています。
いま表現の自由について極めて大きな問題、危機的な状況が生まれていると思いますし、いま衆議院憲法審査会でもこうした問題について取り上げるべきではないかということで、野党側も与党に申し入れをしているという状況です。
11月13日 立憲民主党憲法調査会を開催
「あいちトリエンナーレ」への補助金不交付決定以降、外務省によるオーストリア・ウィーンでの「ジャパン・アンリミテッド」への記念事業認定取り消しや「KAWASAKIしんゆり映画祭」での映画「主戦場」の上映中止など、『表現の自由』に対する委縮が起きてしまっている現状を踏まえて、「表現の自由をめぐる最近の動き」について、国会図書館からヒアリングを行いました。
【表現の自由の危機的状況をめぐって】
— 山花郁夫 りっけん 立憲民主党 (@yamahanaikuo) November 8, 2019
日本とオーストリアの国交樹立150周年の記念事業としてウィーンで開かれているジャパン・アンリミテッドという展覧会で、日本大使館が、日本政府の支援を意味するロゴマークの使用ができる認定を取り消しました。https://t.co/x5SQrOBFf9
衆議院憲法審査会のメンバーで、「表現の不自由展・その後」をめぐる経緯などのヒアリングに、愛知県庁に伺いました。https://t.co/rpZ09JzTGV
— 山花郁夫 りっけん 立憲民主党 (@yamahanaikuo) October 24, 2019
あいちトリエンナーレで「表現の不自由展・その後」が再開されたことがニュースになっています。
— 山花郁夫 りっけん 立憲民主党 (@yamahanaikuo) October 10, 2019
再開に向けて尽力された皆様には敬意を表したいと思いますが、他方で補助金の不交付決定という問題が残っています。こんなことが認められてしまうと将来本当に大きな禍根を残すのではないかと思います。 pic.twitter.com/6bG05DlONa
以前、「表現の不自由展・その後」の問題についてお話をいたしました。
— 山花郁夫 りっけん 立憲民主党 (@yamahanaikuo) September 13, 2019
税金を使っているということについての説明で少し意を尽くせていなかったのかなと思いますので、補充的にお話をさせていただきたいと思います。 pic.twitter.com/KqoiPmXzqb
以前、表現の不自由展が中止になった事について残念である、という旨のコメントをいたしました。
— 山花郁夫 りっけん 立憲民主党 (@yamahanaikuo) September 4, 2019
その後いろいろご意見をいただき、報道関係でもコメントがたくさんございました。
その中で少し気になることがありまして、税金を使ってるんだから本当にふさわしいのかどうかという判断は pic.twitter.com/95a8uFwq9C
「表現の不自由展・その後」という展覧会が脅迫行為などを理由に中止となりました。
— 山花郁夫 りっけん 立憲民主党 (@yamahanaikuo) August 7, 2019
今回の件は私は非常に表現の自由について考えさせる機会だったのではないかと思います。
ネットやテレビでも、反日であるとか多くの日本人が不愉快になるみたいな投稿やコメントが目立っています。 pic.twitter.com/3rW6HIGjpi