津田大介さんをはじめ、多くの芸術関係者からのヒアリングを行いました。

 

立憲民主党の憲法調査会で、あいちトリエンナーレ2019の芸術監督を務めた津田大介さんをはじめ、多くの芸術関係者からのヒアリングを行いました。

これまでは、国会図書館や憲法学者の方からのヒアリングを続けてきましたが、当事者、表現者のお話を直接うかがう貴重な機会でした。また、武蔵野芸術大学の志田陽子教授から、学生にも作品に対する萎縮が広がってしまっている現状についてのお話がありました。

繰り返しの訴えになりますが、作品についての意見は様々だと思いますし、いろんな意見はあっていいと思います。が、表現を封じようとすることは絶対にあってはならないことです。

表現の自由は民主主義を支える重要人権であることはこれまでも繰り返しお話してきました。日本国憲法が前提としている民主主義というのは価値相対主義を基礎としています。

逆に、特定の真理を前提とする考え方は価値絶対主義といいます。特定の神の考え方を絶対とし、他の宗教を邪教として扱う考え方がこれにあたるのではないかと思います。

価値相対主義というのは、絶対的な真理を見出すことは困難で、その時々の多数意見をとりあえず正しいとするものです。つまり、誤った考え方だ、というものに対しては、言論の力によって淘汰すべきだという「思想の自由市場論」を背景としています。

作品に対して、批判することは自由ですし、反対意見を述べることはまさに表現の自由だと思います。しかし、自分は表現の自由を行使しておきながら、相手に対してはそれを封じようとすることは、伝統的な日本人のメンタリティからすれば、「卑怯」という日本語であらわされる態度だと思います。