宝島社と通販生活の意見広告に考えさせられること。
1月7日の全国紙の朝刊に宝島社が全面広告を出しました。
「嘘つきは、戦争の始まり」という、ちょっと衝撃的なタイトルで、ニュースにもなっておりましたので、ご覧になった方もいらっしゃると思います。
なんだろう?と思われる方は1月7日の朝刊の見開きの全面広告でしたので、ご覧いただければと思います。
今まで報道機関などでも忖度してるのかどうか分かりませんが、比較的政府に好意的な報道が続いていたような気がしますけれども、だんだんそういう形で声を上げてくる人たちも出てきたのかなと思います。
あと、あまりメディアでは取り上げられていませんけれども、YouTubeでは通販生活という会社が意見広告として公開しているものがあります。
「9条球場」という、9条は憲法9条の9条、球場はグラウンドの球場です。
昨年、民放連が自分たちでは(国民投票の際に)賛成・反対のCMの量的な規制はしませんと言ったんですけれども、本当にそれでいいんだろうか?ということに対して疑問を投げかける広告です。
昨年来、私たちはCMの問題についてどう考えるのか提起してまいりました。
ヨーロッパでもそうですが、あまりCMは参考にしなかったという人でも流れていたCMを口ずさめる方々が圧倒的に多かったりとも言われています。
若い世代の方はあまりピンとこないかもしれませんけれども、僕らの世代ですと例えば「電話は4126(よい風呂)」とかですね「3時のおやつは文明堂」というのが刷り込まれています。
そういう形で自然に入ってきてしまうところがありますので、なかなか検証できないところがありますけれども、ただそのCMの視覚・聴覚に訴えることについての、商業的にはメリットなのかもしれませんが、民主主義の土台の面ではそういった危険性ということについても考えなければいけないと、改めて考えさせられました。