国民投票法をめぐる諸問題について衆議院憲法審査会が開かれました。
11月26日、衆議院の憲法審査会が開かれました。
議題としては、国民投票法をめぐる諸問題ということで、前回の討議の続きということだったんですけれども、実は先週末から与党提出の7項目案について質疑採決をという提案がありましたので、このセットまで随分と時間がかかりました。
最終的には法案の質疑だけ短い時間行うけれども、採決は行わないという形で決着がついたものです。
この間も申し上げてまいりましたけれども、与党提出の7項目というのは極めて技術的な改正に過ぎません。
そもそも国民投票が本当に行われるというようなことになった時に、その手続きの公正さというものが疑われるようなことがあってはいけないと思っています。
もともと民放連がコマーシャルについて量的にはできるだけ自主規制でやりますと言っていたものが、その前提が崩れていたりとか、あるいはこの間、実際に行われてきた住民投票で本当に公正だったのかという疑念も生まれています。
その他にもネットの問題だとか、同日に選挙の時と国民投票が本当に同日に行われることについてこれまで答弁で担保してきましたけれども、そういう状態でいいのか等々、いろんな論点がありますので、本来であればこういったことについても併せてしっかりと深められるべきだということを主張しています。