2021年9月2日 / 最終更新日 : 2021年9月8日 admin 解説ノート 被害者の心情と立法事実のはざまで(改めて考えられる方策について) 過失運転致死傷罪の検討の際、もし、「業務以上過失致死傷罪」を重く処罰するという方策によった場合、処罰が拡張される可能性のある人=当事者の意見を聴くことは困難ですから、合理的意思を勘案して処罰の外に置くべき旨は「当事者につ […]
2021年9月2日 / 最終更新日 : 2021年9月8日 admin 解説ノート 被害者の心情と立法事実のはざまで(これまでのまとめ) これまで、かつて立案に携わった危険運転致死傷罪と対比して考えてきました。適切な処罰を捕捉しつつ、処罰すべきでないと考えられるものについては除外することが刑事法の立案・改正には必要です。 問題は、処罰すべきかどうかという線 […]
2021年8月26日 / 最終更新日 : 2021年8月26日 admin 解説ノート 被害者の心情と立法事実のはざまで(当事者について) 危険運転致死傷罪の場合、業務上過失致死傷罪(刑法211条)の刑罰を重くする、というのも1つの考え方でしょう。 議員立法を検討するにあたって、交通事故の被害者の方々からの指摘で、気になることがありました。業務上過失致傷罪に […]
2021年7月29日 / 最終更新日 : 2021年7月29日 admin 解説ノート 被害者の心情と立法事実のはざまで(危険運転致死傷罪について) かつて、危険な運転により人を死傷させる行為の処罰に関する法律案を議員立法で、細川律夫議員とともに提出したことがあります(法案作成のためのチームの座長が細川議員、事務局長が私でした)。 当時、東名高速道路で飲酒運転による悲 […]
2021年7月18日 / 最終更新日 : 2021年7月29日 admin 解説ノート 被害者の心情と立法事実のはざまで(性犯罪に関する刑事法改正について) 1年以上前に書いた性犯罪についてのノートがSNSを中心に多くの方に取り上げられており、事務所にもご連絡などいただいていることから、どのような形で発信するのかについて迷いながらのつぶやきです。 「長文」「難解」といいながら […]
2020年10月4日 / 最終更新日 : 2021年10月22日 admin 表現の自由について 総理による日本学術会議委員任命拒否について。 ①日本学術会議が新会員として推薦した候補のうち6名について、菅首相が会員に任命しない、ということが起きています。 加藤官房長官は、「学術会議は法律上、首相の所轄で、人事を通じて一定の監督権を行使することは法律上可能と […]
2020年7月21日 / 最終更新日 : 2021年7月29日 admin 立憲民主党 ジェンダー平等推進本部 性犯罪に関する刑事法改正について。 はじめに 2017年6月に強姦罪が強制性交罪へ改められ、法定刑の引き上げ、監護者を主体とする特別類型の創設、性犯罪を非親告罪とする内容の刑法の一部を改正する法律が成立しました。この改正にあたっては、3年後の見直しの規定が […]
2020年7月19日 / 最終更新日 : 2021年10月22日 admin 解説ノート 国境を越えた子の連れ去りについて引き渡しのルールを定めた「ハーグ条約」について。 EU欧州議会が国際結婚が破綻した場合などの子どもの扱いについて、日本人の親が日本国内で子どもを一方的に連れ去り、別れた相手と面会させないことなどを禁止するよう日本政府に要請する決議案を採択しました。 国境を越えた子の連れ […]
2020年6月12日 / 最終更新日 : 2021年10月22日 admin 解説ノート 最低投票率をめぐって はじめに 憲法改正国民投票法には最低投票率の定めがない、したがって欠陥があるのだ、という意見があります。 せっかく、憲法の改正には衆議院議員の2/3以上かつ参議院議員の2/3以上の特別多数決に加えて国民投票で過半数を得な […]
2020年6月7日 / 最終更新日 : 2021年10月22日 admin 解説ノート 再び権力分立について考える~今度は予備費10兆円問題に関連して~ はじめに これも小学生のころからの刷り込みなのかもしれません。国会は法律を作るところだ、という話です。 現に、日本国憲法にも、国会は「国の唯一の立法機関」と規定されています。法律を作るところであることは間違いではないので […]